今回はヘアループの認定講師の吉井さん(株式会社SARA)にインタビューしてみました。講師として全国を飛び回り、並行して、現場に立ってハサミを持つ吉井さん。だからこそ、お伝え出来ることがたくさんありました!

福岡 ヘアループ 春日 デザイン
株式会社SARA デザイナーの吉井講師

―いつもお世話になっております。まずは美容師歴を教えてください。

吉井:20年以上ですね。 SARAでは、デザイナーと言うポジションで業務に携わっています。

―講師とデザイナーの両立は大変ですね。早速ですが、吉井さんは1日あたりのヘアループの客数は何名くらい施術されているのですか?

吉井:日にもよりますが、平均すると2名程度を施術しています。

―2名は凄いですね!流石としか言いようがありません。ちなみに1回あたりの平均装着本数はどのくらいでしょうか。

吉井:300本~600本くらいです。最初は100本とか少ない本数でやっていましたが、効果が出ないことも多く、最近は500本を着けるようにしています。

―どのようなお客様にヘアループをご提案されますか?

吉井:長く担当させて頂いているお客様が多いので、提案しやすいのですが、主に前髪やトップ、バックがペタンとなるのが気になる方や、スタイリングが苦手な方、またパーマが嫌(ダメージ)な方はマストで提案しています。

福岡 ヘアループ SARA 髪の悩み 薄毛 増毛

―導入店から、提案が難しいとの声を聴くのですが、吉井さんはどのようにして、ヘアループをご提案をされますか?

吉井:カウンセリング時に、お悩みの一つの解決方法として、ヘアループをご紹介します。ヘアループは言葉や写真だけでは、お客様がイメージできないことが多く、実際に装着しているスタッフの頭を触ってもらったり、自作のアタッチメントを使ったビフォー、アフターの疑似体験をしていただいています。

―なかなか即決にならないと声も聴きますが、お客様が当日にヘアループの施術を決める理由を教えてください。

吉井:単純に、今までの悩みが改善される!朝のスタイリングが楽になる!それならやってみたいなと思っていただくことですね。さらにファイバー毛を頭に装着することに抵抗がある方には、体験で1束だけを装着(SARAではちょい着けと呼んでいます)して、お客様が実物に触ることで抵抗感が解消されます。

―ちょい着けは非常に有効そうですね。他店舗でも後日大きく結果が出たサロンもあります。

吉井:1束装着体験はファイバー毛をつけることへの抵抗感をなくせます。しかし、お客様は何本装着すればどう変化するのかイメージが湧きません。

カウンセリング時にEXLOOPの1シート(1000本)を実際にお客様に触っていただきます。ほとんど場合はこれでたった1000本という感想を持たれますね。最終的には担当スタイリストが「〇〇さんの場合、1500本くらい必要です、今回は500本で行きましょう」とすすめるのが、お客様にイメージを持たせることが出来るし、効果的です。時々、BIOAM JAPAN社からご提供頂いたヘアカタログをお見せしますね。若い齢層がモデルなので、年齢商品に受け止められないですよ。

―では逆に、カウンセリングの時に、ヘアループのお勧めを断られる時は、どんな時ですか?

吉井:断られてしまう理由は、当日時間がない、金額の問題(当日の場合準備していない)、ファイバー毛を結びつける=増毛の感覚でまだやりたくない(ファーストグレイに似ている)理由がほとんどですね。

―あと、導入サロンから技術の質問を良く受けます。ヘアループの難しい点をいくつか教えてください。

吉井:ヘアループは特に難しい技術ではありませんが、地毛にEXLOOPをしっかりとしめる工程は、かなり注意して行います。ウイッグで基本動作を習得したら、人頭での実践で、力加減や装着ポイントの理解、形状記憶、装着スピードを身につけます。基本動作の習得ができたら、実践あるのみですね。

―技術習得(100本10分以内)までにどのくらい時間が必要ですか。

吉井:個人差はありますが、約6時間の集中トレーニングで習得が可能です。なるべく期間を開けないでトレーニングを行うことが早く技術を習得するコツです。ウイッグトレーニンは基本動作の確認、人頭でのスピードトレーニングがオススメです。

ヘアループ 授業 ヘアートレンド
専門学校での授業の一コマ

―ご自身でヘアループは体験されましたか?

吉井:トップ側の後ろ側に500本程度装着しました。お客様にオススメする際に触ってもらったり実体験をお話しすると、安心度が増します。

―ヘアループを体験されてよかった点はなんですか?

いつもぺたんこになる後頭部が気にならなくなりましたね。とにかく朝のスタイリングが楽です。

―逆にヘアループを着けてみて、困ったことはありますか?

吉井:特にはありませんが、強いて言うなら、着けてすぐは気になって触ってしまう事、伸びたときに少しひっかかる感じが気になりますね。自分で着けてみて、お客様に注意してもらうことも、伝えやすくなりました。

―今後ヘアループを導入される皆さんへ、アドバイスをお願いします。

吉井:ヘアループで今までのカットやカラー、パーマだけでは表現出来なかった「もうちょっとこうなれば」が表現出来るようになりました。それはお客様がご自宅に帰ってもご自身で出来るステキなヘアスタイルです。やはり美容師がこの技術を使いこなす事で、いつもとちょっと違うヘアスタイルになるので、ぜひヘアループを楽しんで、日々のサロンワークに活かしてください。

―どうもありがとうございました!

<SARA春日店>
http://www.sara-group.jp/salon/kasuga/
〒816-0813 福岡県春日市惣利1丁目1−1

営業時間
[火~土] 9:00~19:00(カット最終受付18:00)
[日・祝] 9:00~19:00(カット最終受付18:00)
予約電話:0120‐210‐721
定休日 毎週月曜日

ヘアループの認定講師にインタビューしてみました!

BIOAM JAPAN


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