2018.12.26 早いもので、もう2018年も終わろうとしております。EXLOOPの発売からあっという間の1年でした。今回は少し趣旨を変えて、BIOAM JAPANの代表取締役社長の益田にヘアループ誕生秘話から、現在までを語ってもらいました。

株式会社BIOAM JAPAN 代表取締役社長 益田 大吾

――ヘアループ発売開始から1年経過しましたね。おめでとうございます。まずは、益田社長ご自身の経歴を教えて頂けますか?

益田:はい。高校を卒業して、通信制で美容免許をとってから約18年間は美容師をしていました。最終的には独立して自分で経営もしていましたが、ご縁があって、美容メーカーに転職しました。この美容メーカーには14年間勤務しましたが、全国を飛び回っていましたね。2016年に株式会社BIOAM JAPANを設立しました。

――BIOAM JAPANを設立したきっかけは何だったのでしょうか?

益田:そうですね、長いこと美容業界にいたので、業界全体の大きな問題から、いちサロンの小さな問題まで見えることが多かったです。カット、カラー、パーマで構成されているメニューは、私の美容師の時代から、大きな変化がありませんでした。これらはこれからもサロンに親しまれていくでしょう。しかし、逆の視点から考えると、同じ技術を持った美容師が多く、現在のサロンの乱立に繋がっていったのかも知れません。それによって、顧客の奪い合いや、顧客単価の減少が起こり、スタッフのお給料をあげてやれないなど、経営面でも大きな問題に連鎖していきます。

――確かに、現在は人口増加に反比例して、サロン数や美容師数が増えています。私はまだ美容業界は浅いのですが、このような業界は本当に異質に感じました。

益田:確かにそうですね、あまり他に類を見ないですね。そこで、これまで美容に生かしてもらっていたので、美容業界へ恩返しになることをしようと考えるようになりました。商材の情報はたくさんありましたが、目を付けたのはファイバーを使ったメニューでした。この商材は高齢化が進む日本には、今後絶対に必要になることと、マーケティングによって高単価メニューに出来ることが分かっていました。

――ウィッグとかって、高いですもんね。

益田:はい。しかも、これまでのボリュームアップメニューは美容室では出来ませんでした。このファイバーを使うことで、美容室にお金が落ちることになる。サロン経営の向上にもつながった時に、「この商品だ!」となりましたね。

――素晴らしい理念ですね。

益田:BIOAM JAPANの企業理念はこの想いからきています。ここからは商品の開発ですが、一筋縄にはいきませんでした。ますは、ファイバーを売ってくれる企業を探しました。これは比較的簡単に見つかったんですが、ループ状にしてパッケージまでしてくれる企業探しが大変でしたね。中国の工場まで足を運んだりして、やっと見つかったのですが、納品された商品に欠品があったりして、安定するまでは、気が抜けませんでした。一番ひどかったのが、ループをはめるプラスチックの土台の接着が弱くて、すぐ外れるんです。しょうがないので全部自分たちでボンドをつけなおしたこともありました。ニードルも自分たちで組み立てていましたね。今となっては良い思い出です。

――それは大変ですね。そのころに入社していなくて良かったです(笑)

益田:(笑)。同時に、形状記憶がデザインに効果があることもわかり、ボリュームアップだけではない、デザインでも勝負できることが分かったのは、元美容師としても嬉しかったですね。

いろいろなことを乗り越えて、2017年5月からテスト販売を開始しました。幸いにも、協力していただけたサロンも多く、ある程度の基本が見えました。さらに、たまたまご縁があった「リクルート・ライフ・スタイル」さんとサロン経営の向上という共通の目的が合致したこともあり、ヘアループを紹介して頂く流れになりました。このホット・ペッパー・ビューティーと組めたことで、サロンへの認知は一気に広がりましたね。そして、いよいよ10月から全国での導入講習を開始しました。

――すごい反響だったと聞いています。

益田:はい。凄かったですね。各会場で、入りきれないほどの、多くの美容師さんが参加してくれていました。講師とスタッフの少人数だけでは到底、技術を落とし込めない人数でした。これは、反省点の一つですね。

――現在の講習の状況はいかがですが?

益田:現在は落ち着いていて、本当に興味がある美容師様に参加して頂いているように感じます。講習内容も、この1年間でたまった成功ノウハウを紹介していますので、どんどん進化していますね。また、ファイバー自体も2018年5月からは形状記憶の効果を高めたファイバーを東レ・モノフィラメントさんと共同開発し、リニューアルしたEXLOOPを販売しています。

――本当に日々進化しましたね。最初のころの講習に参加された方で、導入を検討されている方は、ぜひもう一度講習に参加して欲しいですね。

益田:はい。参加は何度でも大歓迎です。講師の方も、最初は福岡の地元の美容師にお願いしていたのですが、現在では、東京の有名サロンの方も講師をしてくださったりと、独自の内容だったり、教え方も変わっていますね。

来年のセミナーは、同会場にて、導入セミナーとフォローセミナーを行いますので、幅広く美容師さまの知りたいことに応えられると思います。美容師さんが抱える悩みはそれぞれ違いますし、そこを解決してあげたいというのが、今の課題です。

――実際に現在導入はどのくらい進んでいますか?

益田:現在は全国で約1200店舗(2018年12月現在)に導入して頂いています。リピートも多く頂くようになってきましたね。リピートが多いところは、おひとりのお客様に多くの本数を着けられているようです。提案は前髪で入ったほうが、受け入れやすいのですが、最終的に1000本~2000本くらいを、前髪、トップ、バックに装着することで、お手入れが楽になって「スタイルが決まる」ことをゴールにした方が良いですね。多く着ける必要があるので、装着スピードをあげることが必要になります。

――1ストローあたり10分ですね。

益田:はい。これは最低条件だと考えています。あくまでもヘアループは技術メニューなので、しっかりと練習してメニュー化して欲しいですね。練習不足の状態でメニュー化して、「時間がかかる」「抜ける」などで失敗する例もよく耳にしますから。

――やはり技術が、美容室の根幹になりますね。

益田:そうです。そこで問題なのが、サロンによる技術の差なんです。導入店は増えていますが、現在は技術を評価する基準がありません。お客様から、他の店でやったらすぐ抜けたとの声もあり、ブランドイメージの下落も危惧していました。一部の専門学校でも授業として、取り入れて頂いておりますが、まだまだ全国に広げるには時間がかかると感じています。

そんな悩みを持っていたところに、タイミングよく美容師の教育系の方から、ヘアループを使ったサロン教育の仕組を作れないかとの話を頂きました。BIOAM JAPANでは、細かいところまでの教育が出来ないと考え、ヘアループの技術教育・評価を目的とする第三者機関をお任せすることにしました。来年からは、技術検定などを実施していくそうです。ヘアループを必要とされるお客様にとっても、検定の有無は一つの基準になると思います。また、『ヘアループ』は商標も取得していますので、類似商品との差別化も意識していきます。ちなみにですが、弊社のEXLOOPを使った技術のみを『ヘアループ』と呼びます。

――今後の目標などはございますか?

益田:今年はたくさんの美容師さまから、多くのことを教えて頂いたので、来年はもっともっとヘアループをメジャーなものにして、恩をお返ししたいですね。福岡はテストマーケティングが行いやすい地域ですので、いろいろ試しながら、全国に発信していきます。

――面白い企画お待ちしています。

益田:まずは年明けにお年玉キャンペーンでもやりましょうか?

――良いですね。ただ、現在5+1キャンペーン中ですので、それ以上じゃないとインパクトないですよ。

益田:ハードルあげたな・・・では、5+2で行きましょう。今年一年間の感謝の意味を込めて、サロンさまに還元しましょう。お客様に着けても良いし、練習に使っても良いです。1月いっぱいは5+2でやりましょう!
※現在こちらのキャンペーンは終了しています。

――それはお得ですね!!!益田社長ありがとうございました!

ヘアループはどのようにして生まれたのか?BIOAM JAPAN代表インタビュー

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